しおかぜ食堂の開催
経済的な理由で十分な食事ができない家庭や疾病や障害等で家事が難しい保護者の支援をするために、月に1回しおかぜ食堂を開催しています。現在は、コロナ感染症予防のため弁当の配布と食材や生活用品の提供を行っています。将来的には、子どもたちと一緒に食事を作って、食べる活動も行っていきたいと考えています。
居場所
不登校やいじめ、虐待、発達障害等で学校や家庭に居場所を失った子どもたちに安心して過ごせる場所としてしおかぜホームを提供します。必要に応じて学習支援やSST、食事の提供等も行っていきます。また、放課後デイサービス等もニーズに応じて行います。
相談活動
子育ては思い通りにいかないものです。一人で抱え込んでしまうと精神的にも追い込まれてしまいます。子育ての先輩といろいろ話して、荷下ろしをしてもらいます。また、必要に応じて専門機関とも連携します。
沿革 2021年10月1日 設立
2022年11月よりしおかぜ食堂にて食材及び弁当の支給を開始する
しおかぜホーム運営規約
趣旨
私たちは、地域の中で様々な人々が出会い、ご飯を食べたり、勉強したり、遊んだりして子どもたちが共に育ち合う居場所を作り、子どもたちが安心して成長していけることを願っています。その取組の一つとして「しおかぜ食堂」等の子どもたちが安心して過ごせる場所づくりや事業を自主的に立ち上げ、定期的に運営し、継続していこうとするものです。
第1条(名称)
当会は、しおかぜホーム(以下、当会という)と称する。
第2条(所在地)
当会の所在地は 宮城県宮城郡松島町高城字元釜家5-21 とする。
第3条(目的)
当会は 不登校や引き籠もり、児童虐待やDVで居場所を失った子どもたち、障害等で放課後や休日に居場所が無い子どもたちや保護者が安心して過ごせる居場所を地域に作る。また、家庭が経済的な困難さを抱えて十分な食事を食べることが出来ない子どもたちや保護者を対象に、しおかぜ食堂を開催し、子どもと一緒に食事を作ったり、食材を家庭に配布したりすることで地域の子どもたちや保護者が健康的な生活が出来るように支援することを目的とする。
2 前項の目的に賛同する町民、企業又は団体等からの寄付を集約するために、当会にしおかぜホーム支援基金(以下「基金」という。)を設置する。
3 基金は、町民、企業又は団体等からの寄付金をもって原資とする。
第4条(活動)
(1)基金への寄付等を呼びかける普及啓発活動
(2)その他、目的の達成のために必要な活動
第5条(構成員)
当会は、3名以上によって組織する。
2 当会の目的に賛同し、支援協力できる者については、会長の承認のもと会員となることが出来る。
第6条(役員)
当会には、会長1名、副会長1名、監事1名の役員を置くこととし、会員の互選により定める。
第7条(代表)
会長は会を代表し、円滑な運営に努める。副会長は会長を補佐し、会長が欠員のときは会長の職務を遂行する。
第8条(運営委員会)
当会は、当会の運営及び基金の管理を円滑に行うため、会長が年1回以上招集して運営委員会を開催するものとし、会長は議長を務める。
2 会長が出席できないときは、副会長が議長を務める。
3 運営委員会の決議は、出席した会員の多数決によって決める。同数の場合は、議長の決定が優先する。
第9条(事務・会計)
当会の事務は、会長が個人又は団体に委任することができる。委任された個人又は団体は、当会の活動を円滑に遂行するために必要な事務を行う。
2 当会の会計は、前項により委任された個人又は団体の事務担当者が処理する。
3 監事は、当会の会計を監査する。
4 会計年度は4月1日から翌年3月31日までとする。
5 年度初めの運営委員会において会計報告と予算案の承認を受ける。
第10条(活用)
基金は、当会の活動にかかる経費に充当する。
第11条(設立年月日)
当会の設立年月日は令和3年10月1日とする。
第12条(解散)
当会は、基本財産の滅失その他の事由による当会の目的である事業の遂行不能、その他の事由によって解散する。
2 当会が解散した場合における残余財産は、運営委員会の決議を経て、非営利団体に寄付する。寄付先については、運営委員会が決定する。
第13条(規約施行日)
本会則は令和3年10月1日より施行する。
第14条(規約改正)
本会の運営に規約改正が必要な場合は、運営委員会の決議を経て定める。
第15条(退会)
運営委員会の決議において、会員として不適格と認められた場合は、除名することが出来る。
2 本人の意思において退会する場合は、会長に申し出ることとする。
第16条(その他)
この規約に定めることのほか、運営について必要な事項は、会長が別に定める。
沿革 第1回しおかぜ食堂
記念すべき第一回目の子ども食堂の開催です。スタッフ4人でこじんまりと始めました。
提供数は14個(子ども6 大人8)でした。
沿革 第2回しおかぜ食堂
第二回目はクリスマスメニューでした。スタッフも増えて6名で作りました。
提供数は30個(子ども13 大人17)で、このときからパントリーも開始して、6家庭に支援を始めました。
沿革 第3回しおかぜ食堂
第三回はお正月メニューで,紅白の蒲鉾など入れておめでたい感じを出しました。
提供数は30個(子ども13 大人17)で、パントリーは6世帯でした。
沿革 第4回しおかぜ食堂
第四回は、節分にちなんで恵方巻きにしました。新しいスタッフも加わって7名で作りました。提供数は35個(子ども15 大人20)で、パントリーは6家庭(190.6㎏)でした。
沿革 第5回しおかぜ食堂
第五回は、おひな様にちなんでちらし寿司にしました。エビやそぼろ等で飾ってきれいなお弁当にしました。今回は、スタッフ1名欠席で6名で作成しました。提供数36個(子ども15 大人21)で、パントリーは6世帯(246.7㎏)でした。
沿革 第6回しおかぜ食堂
第六回は、新年度の始まりです。進級、進学をお祝いする気持ちを込めて作成しました。新しく男性スタッフも加わって、楽しく、和やかにお弁当づくりをしました。提供数40個(子ども16 大人24)パントリーは他市町村の方が新たに入ったので7家庭(193.4㎏)になりました。
沿革 第7回しおかぜ食堂
今回は、こどもの日にちなんでミニ柏餅をデザートにつけました。そして、何とメニューはロコモコ丼。子どもたちが大好きなハンバーグどんぶりでした。調理には特別ゲストも参加して8名で楽しく作りました。提供数45個(子ども19 大人26)で、パントリーは8家庭(203.9㎏)でした。
沿革 第8回しおかぜ食堂
今回のメニューは、オムライス。スタッフはお弁当を作るに当たり、家で卵焼きの仕方を練習してきました。お店の様にきれいには出来ませんでしたが、美味しく作ることはできました。提供数45個(子ども 20 大人25)で、パントリーは8家庭(194㎏)でした。
沿革 第9回しおかぜ食堂
今回は、子どもたちの好きなメニューの一番に挙げられる鶏肉唐揚げです。デザートには、季節感を出すために笹巻き団子を添えました。提供数45個(子ども20 大人25)で、パントリーは8家庭(161.5㎏)でした。
沿革 ふれあいキャンプ
今年度から、保護者の要望を受けてひとり親家庭では実施がむずかしい事を企画して楽しんでもらうことにしました。第一弾は、キャンプです。最初は、宿泊を予定していましたが、コロナの急激な拡大感染のため日帰りのプログラムとなりました。それでも、外で身体を思い切り動かす活動はあまりしていなかったので、子どもたちは大喜びでした。ゲーム、野外炊飯、花火、スイカと夏を楽しみました。参加者は子ども25名 大人4名でした。
沿革 第10回しおかぜ食堂
夏には冷やし中華と言うことで、今回のメニューは麺でした。少しでも、暑さが和らいでくれたら幸いです。今回も特別ゲストが参加して、9名で作りました。デザートも夏らしいゼリーを付けました。提供数50個(子ども25 大人25)で、パントリーは7家庭(163.6㎏)でした。
沿革 第11回しおかぜ食堂
今回は、リクエストの多かったエビフライをメインのおかずにして、ご飯は肉そぼろを掛けました。月見のシーズンなので、デザートには三色団子を添えました。提供数46個(子ども23 大人23)で、パントリーは8家庭(260.5㎏)でした。
なかなか外でスポーツを楽しむ機会が無いとのことで、外で思い切り身体を動かす企画を立てました。アスレチックで楽しんだ後は、バーベキューを田野々沁みました。初めて火お越しする人もおり、とても楽しく美味しい一日でした。松島高校のボランティア部のお兄さん、お姉さんと遊んだことも子どもたちにとっては、とても楽しかった様です。また、来年も来たいとの声が聞かれました。参加は10組、30名の親子が参加してくれました。
沿革 第12回しおかぜ食堂
早い物で、しおかぜ食堂を始めてから1年が経過しました。毎回、子どもたちから美味しかったと感想を寄せてもらうのが本当に楽しみです。収獲の秋ですので、五目ご飯に豚汁と始めて汁物を提供しました。和風でしたが、子どもたちは残さず食べてくれたそうです。提供数45個(子ども22 大人23)で、パントリーは8家庭(251.8㎏)でした。
沿革 第13回しおかぜ食堂
今回は、2度目の麺類でした。子どもたちのリクエストが多い,焼きそばです。市販の焼きそばは(お祭りなどの出店の物)、具がほとんどありませんが、子どもたちの健康を考えて、具沢山の焼きそばにしました。これだけで、タンパク質、糖分、野菜を摂る事が出来ます。完食したとの報告に嬉しくなりました。デザートはプリンを添えました。提供数45個(子ども22 大人23)で、パントリーは7家庭(186.1㎏)でした。
沿革 第14回しおかぜ食堂
今年は、クリスマスイブのしおかぜ食堂でした。クリスマスメニューはやはり鶏肉をメインにエビフライなど子どもたちが喜びそうなラインナップをそろえました。デザートにはチョコレートケーキを付けました。小さな子どもたちには、ブーツのお菓子セットをプレゼントしました。提供数は48個(子ども24 大人24)で、パントリーは8家庭(228㎏)でした。
沿革 第15回しおかぜ食堂
令和5年最初のしおかぜ食堂です。1年の始まりにふさわしいお弁当にしようとみんなで智慧を絞りました。その結果、鶏肉のつくね、アジフライ、里芋の挽肉和え、にんじんしりしり、わかめとちくわのナムル、プブロッコリブロッコリー、ご飯には正月気分を盛り上げるために桜でんぶで色取りを加え、海苔の兎ちゃんをのせました。提供数は50食で、パントリーは8家庭(208.5㎏)の支援でした。
2月5日(日)に親子調理教室が開催されました。2月なので節分にちなんでみんなで太巻きを作りました。講師には、宮城県食育推進委員の平沢初枝様を迎え、食文化の歴史や味覚の話などをしてもらいました。出汁の取り方を実際に実演し、舌で味わい味覚の豊富さを改めて学びました。太巻きづくりは用意された具材の他に、卵焼きを作ったり、キュウリやかんぴょうなどを切ったりのして自分流にアレンジして楽しみました。できあがった具材をきれいにのせて、いよいよ巻き方です。ご飯の量を調整しないと巻ききれなくなりますので、その当たりの加減が難しかった様です。それでも、就学前のお子さんから小学校高学年までそれぞれが太巻き太巻きを作ることができて、とても満足した様子でした。「親子でじっくり何かを作ることが無かったので、貴重な体験になりました。」とか、「子どもの新たな一面を見ることができてとても良かったです。」等の感想も寄せられ、充実した企画になりました。家で、また作ってみたいとの声も聞かれ、広がりを感じました。また、海苔組合さんから、海苔のプゼゼントもあり、楽しい一日でした。
沿革 第16回しおかぜ食堂
2月のメニューはメインがチキン南蛮でした。これが思いの他時間が掛かり、12時までには全部作ることが出来ずお待たせする場面もありました。それでも、出来たお弁当はとても美味しそうでした。野菜のサラダ、肉団子、ウインナーとじゃがいもの炒め物、ブロッコリー、ミニトマト、ご飯には小梅を付けました。デザートにはバレンタインにちなんでチョコのマカロンを添えました。それと、わかめのスープも今回は付いたので豪華なお弁当になりました。提供数は50食で、パントリーは8家庭(221.8㎏)でした。
沿革 第17回しおかぜ食堂
3月のお弁当は春がテーマです。進級、進学をお祝いする温かみのあるお弁当にしました。ご飯は、蒸しエビをのせたちらし寿司にしました。桜でんぶや錦糸卵、かんぴょうなどで味を調えました。おかずは、豚肉と野菜の炒め物とアジフライです。それに、ブロッコリーとプチトマトを添えました。春のメニューは、菜の花とちくわ、キュウリの和え物です。春ならではの一品です。最後に、なすの煮物とキュウリの字授け、デザートは道明寺でした。彩りも良く、ピンクが春を感じさせるお弁当となりました。提供数はこれまでの最高で、55食、パントリーは8家庭(180㎏)でした。
沿革 第17回しおかぜ食堂
4月のお弁当は、日本のソウルフードとも言える「のり弁」にチャレンジしました。ご飯におかかをふりかけ、海苔をのせて、その上に、白身魚のフライト、ちくわ、周りにきんぴらゴボウと菜の花のをそえ、ピンクのショウガをのせて色合いを調整しました。デザートは白玉団子のみたらし味です。何とも和風そのもののおべんとうでした。
提供数は53食、パントリーは8家庭(350.7㎏)でした。
沿革 春休み進級進学応援プロジェクト
年度末、キッズドアさんの支援を受けてひとり親家庭や働くお母さん方の支援をしようと「春休み進級進学応援プロジェクト」を実施しました。ひとり親家庭の子どもたち、児童館に通う子どもたちに5日間昼食のお弁当を支給しました。合計で570食のお弁当を支給することができました。
利用者の感想を載せます。
「どれも、とても美味しかったとの事です。」特に、ハンバーグカレー(ハンバーグが好きなので)が一番美味しかったようです。ミートソーススパも美味しかった!!とのこと。親としては、お弁当に麺類は難しいので、味変できて良いなぁと思いました。」、「いろとりどりで、デザートが入っていたり、お茶やヨーグルトなどがついていてとてもうれしかったし、とてもおいしかったです。ありがとうございます。」、「毎日メニューが違い、子どもが好きな物だったのでとても良かったです。長期休みの日にお弁当を提供して頂き本当にありがとうございました。とても、助かりました。とても美味しく頂きました。感謝です。」、「 毎日子どもが(今日はこういうので、おいしかった!!)と伝えてくれていました。全部好きなメニューだったので、とても喜んでいたし、とても助かりました。ありがとうございました!!」「今日もおしかったよ。今日のメニューは〇〇と笑顔で報告してくれました。子どもは満足、親も朝に余裕ができるので大満足です。」、「子どもたちが好みそうなメニューをバリエーション豊富に提供して頂きありがとうございました。」
沿革 第18回しおかぜ食堂
5月のお弁当は、子どもの日に合わせてのお弁当でした、タケノコを入れた変わりご飯にヒレカツ、鯖の味噌煮、ポテトサラダ、そして季節の食材としてワラビのショウガ和えを添えました。子供たちにはなじみがありませんが、様々な食材に触れてほしいとのスタッフの願いからです。その他に、プチトマト、ブロッコリー、ケチャップ味のウインナーソーセージです。デザートは、プチ柏餅を添えました。
提供数は57食、パントリーは8家庭(188.4㎏)でした。
沿革 第19回しおかぜ食堂
6月のお弁当は、チャーシュー丼です。業者から大量のチャーシューを提供いただいたので、それを活用しました。ちょっと味付けに苦労しましたが、牛丼風のどんぶりに仕上がりました。おかずには、肉団子、揚げ餃子、トマト、ブロッコリー、スナップエンドーを添えました。どんぶりの上には、コーンのバター炒め、ビートの酢づけ、石垣島からいただいたパイナップルをトッピングしました。
提供数は65食、パントリーは8家庭(192.㎏)でした。
沿革 第20回しおかぜ食堂
7月のお弁当は、夏祭りをイメージして焼きそばにしました。しかし、屋台で売っている焼きそばとは違って具沢山の焼きそばです。子供たちに焼きそばだけでも色々な栄養素が行き渡るようにしました。サイドメニューとして、シュウマイ、ウインナー、キュウリ、トマトとデザートは笹カスタードでした。
提供数は80食、パントリーは8家庭(264.9㎏)でした。
沿革 ふれあいキャンプ
今年も、ひとり親支援として触れ合いキャンプを実施しました。初めての宿泊です。昨年は、コロナ流行のため半日で実施しましたが、今年は、高校生のお兄さんたちとお泊まりをしました。参加人数は少なかったのですが、遊んで、夕食を作って、花火をして、お風呂に入って等楽しい体験をしました。翌日は、ラジオ体操、朝の散歩をしました。親元を離れた活動は、子供たちを大きく成長させてくれました。参加は組、12名の親子が参加してくれました。
沿革 第21回しおかぜ食堂
8月のお弁当は、暑い夏を 乗り切って欲しいとの願いを込めて、冷やし中華にしました。喜多方の麺を使い、少し歯応えを出してみました。麺の上には、錦糸玉子、キュウリ、ハム、コーン、もやしと具沢山です。おかずには、白身魚のフライと肉団子、スイカ、ブロッコリーを添えました。
提供数は60食、パントリーは8家庭(188.9㎏)でした。
沿革
夏休み応援プロジェクト
8月のお弁当は、暑い夏を 乗り切って欲しいとの願いを込めて、冷やし中華にしました。喜多方の麺を使い、少し歯応えを出してみました。麺の上には、錦糸玉子、キュウリ、ハム、コーン、もやしと具沢山です。おかずには、白身魚のフライと肉団子、スイカ、ブロッコリーを添えました。
提供数は60食、パントリーは8家庭(188.9㎏)でした。
沿革 第22回しおかぜ食堂
9月のお弁当は、秋をテーマに献立を考えました。秋の行楽弁当をイメージしました。鶏肉のご飯と豚肉のショウガ焼き、エビシュウマイ、ポテトサラダ、青菜のナムル、プチトマト、デザートには、みたらし味のお餅を つけました。
提供数は68食、パントリーは8家庭(246.1㎏)でした。
沿革 第23回しおかぜ食堂
10月のお弁当は、リクエストの多かったロコモコ丼です。大きなハンバーグに、卵焼き、ウインナー、にんじんの甘煮、カボチャのソテー、ブロッコリーと具沢山にしました。ご飯の量もいつもより増やしました。お腹一杯になったことと思います。デザートには、ヨーグルトを付けました。
提供数は75食、パントリーは8家庭(341.8㎏)でした。